日月神社
神社名:日月神社
訪問日:18/08/17
末社:稲荷神名石碑等、神名石碑多数。
鳥居と拝殿。田んぼのなかの集落に鎮座されています。小さいながら、きちんと整備されている様子が伺えます。
拝殿向かって左側には、神仏分離前の名残なのか、梵鐘もありました。
拝殿の前には、左右に馬頭観音石碑がずらり。拝殿向かって右には、さまざまな神名石碑が祀られています。
そのなかのひとつが、この稲荷石碑。勧請年月日、奉納者名等、他には何も書かれていません。「稲荷大明神」などでもなく、ただ「稲荷」。ワイルドな石碑です。
稲荷石碑のそばには、「蚕安全」と記された豊受大神石碑もあります。勧請は明治44年、養蚕業が輸出産業として大きく発展するころです。皇室では天皇がお田植えをなされ、皇后が養蚕を担当なされました。広く農業を司られるお稲荷さまではなく、豊受大神へ養蚕業の安全を祈願するのは、新しい産業に対する、神様のご担当の定まらない有様を見るようで興味深いです。
また、境内の馬頭観音石碑の末席に、昭和56年建立の馬頭観音石碑がありました。私が知っている中で一番新しい馬頭観音石碑だと思います。建立の理由を伺ってみたいものです…